ご報告と感謝の気持ち

いつもお世話になっております。
しばらくご無沙汰しておりましたが、お伝えしたいことがございます。

去る3月10日、妻 みどりが 急性心筋梗塞のため、43歳という若さで旅立ってしまいました。
妹の出産に伴い 甥っ子のお世話をするためにみどりは実家で暮らしていました。
結婚してから ここまで…一緒にいる時間の方が長かったのに 最後の最後 一緒にいてあげられなかったことは 本当に残念です。ただ このように家族に対してできることをみどりなりにしてあげられていたことは 良かったと思っています。
前日の閉店まで 元気に楽しく撮影もしていました。
「また 明日ぁ」と別れそれきりとなってしまいました。

あまりにも突然の出来事でしたため、皆様お一人お一人にご報告が行き届かず、大変申し訳ございませんでした。

生前、みどりが大変お世話になりましたこと、改めて御礼申し上げます。
また、お通夜ならびに葬儀に際しましては、お忙しい中、本当に驚くほど多くの方々、地域の皆様や遠方よりお越しいただいた皆様、そして かわいい子どもたちまでご参列いただき、温かいお心遣いを賜りましたこと、心より感謝申し上げます。

若い旅立ちでしたが…
「カメラマンは ボクの友達だから」と一所懸命 先生に説明してくれる園児…

入学式前にも関わらず お通夜で「みどりさんに制服を見せる」と制服姿を見せてくれる小学生…

みどりちゃんにも「卒業おめでとう」と言ってもらいたかったと 一緒に泣いてくれる中学生…

「みどりちゃんは 第2のママ」と言ってくれる高校生…

「私がバイトで働いてあげる」と言ってくれるお客さんの子どもたち…

「ちょっと聞いてぇー」と みどりを頼りにしてきてくれる友達…

年齢関係なくたくさんの素敵な人に囲まれ みどりは本当に幸せな人生だったと改めて感じました。

仕事でも 自分たちが最も関心のあったコンテストで日本一のグランプリを受賞でき その他多くの賞もいただくことができました。しかし なにより「みどりちゃんのデザインが好き」「みどりさんに全部おまかせ」とお客さんから言ってもらいながら仕事ができたことに みどりは 最高の喜びとやりがいをいただいていました。

多くみなさまに 一緒に泣いてもらい…一緒に悲しんでもらい…励ましてもらい本当に救われ 前向きに考えることができています。

先日、皆様のおかげで四十九日法要も無事に執り行うことができました。
ご心配をおかけしましたが、みどりと2人3脚で続けてきたこの仕事は、今後も続けてまいります。

まだまだ至らない点も多く 皆様にはご迷惑をおかけすることもあるかと存じますが、みどりの想いと共に、皆様への感謝の気持ちを忘れず、新たな一歩を踏み出そうと思います。
今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

ご家族みなさまによろしくお伝えいただけましたら幸いです。

笹本 隼人・みどり